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制限時間3時間で8品以上つくれますか?
料理が得意!家事を仕事にしたい!と料理代行の仕事に興味はあるものの、依頼時間内に、何品作れるか不安が残る。
家事代行業者によって1回の依頼時間が異なりますが、2時間~3時間に設定されている場合が多くなっています。
たとえば、3時間の作業時間で数日分のつくりおきをするとなると、最低でも8品~10品が目安となります。
料理代行の仕事に挑戦してみたいけど、時間内にたくさんの料理が作れる自信がない…
最初は誰でも緊張しますが、料理が得意でコツを知っていれば、3時間で8品以上の調理は可能ですよ。
そこで本記事では、制限時間内に品数を増やすコツや満足いただける料理をおつくりするポイントを具体的に紹介していきます。
- おいしく作るために必要な事前準備、メニュー決め
- 訪問先でのスムーズに作業を行うための確認事項
- 味付けの黄金比
- 後片付けが大切な理由
【事前準備】おいしく作るためのコツ~メニュー決め~
まずは、依頼主のお宅にお伺いする前からできる事前準備について紹介します。
特に、はじめてお伺いする場合は、依頼主がどのような理由で家事代行サービスの料理代行を依頼しているのかの把握が必須です。
伺う前から依頼主に不信感を持たれてしまうと、いくらおいしい料理をご用意できたとしても、そこからの挽回はかなり難しいでしょう。
そこで、お伺い前にできる4つの事前準備について紹介します。
- 依頼主のニーズを確認する
- 依頼主のアレルギー、好きなもの・苦手なものをヒヤリングする
- お作りできるもの、できないものを伝える
- リクエストにお応え、メニューを提案する
依頼主のニーズを確認する
「依頼者のニーズを確認する」なんといっても、ここが一番肝心です。
ニーズとは、【求め・要求・需要・必要】というような意味があります。依頼主が料理代行をお願いするには様々な理由があり、依頼主の理想とする状態になるよう応えていけるよう、確認しておかないと満足いただけません。
たとえば、料理代行を依頼する理由として多いのが、
- 共働きで時間がないため、平日分のつくりおきを用意してほしい
- 離乳食づくりをする時間が確保できないが、手作りのものを食べさせたい
- 料理がニガテなので、代わりに作ってほしい
- こどもが野菜嫌いなので、野菜を食べてくれるように工夫してほしい
- こどもの味付けと、大人の味付けを分けて作ってほしい
などなど、依頼主によって料理代行を利用する理由はさまざまです。
なぜ、料理代行を依頼するのか、そしてどのような形で仕上げたらよいのかという点を事前に把握しておくことで、依頼主とのやり取りがスムーズになり、満足いただける結果に繋がります。
依頼主のアレルギーや、好きなもの・苦手なものをヒヤリングする
おつくりするメニューを決めるときに大切な情報は、依頼主やご家族のアレルギーの有無、好き・嫌いの把握です。
アレルギーがある場合は、使用禁止食材を必ず避けること。
たとえば、卵アレルギーの方がいる場合、マヨネーズ・ソーセージやハムなどの食肉加工食品の一部の使用にも注意が必要になります。
また、味付けの好みの人それぞれです。
味濃いめがよい方、うす味が良い方、ケチャップを使う料理ならたくさん食べてくれるなど、好き嫌いの把握ができていれば、お子さまの好みの味付けができるようになり喜んでいただけるようになります。
反対に、味の好みを教えてくださっているのに、それにお応えできない場合にはクレームになってしまう場合があります。
依頼主の好みに合わせて料理を進めていきましょう!次のご依頼に繋がりますよ。
お作りできるもの、できないものを伝える
ときどき、時間内でのおつくりが難しい内容のご相談を受けることがあります。
- 魚を捌いてほしい
- 低温調理をしてほしい
- 手数のかかる料理を複数つくってほしい(餃子・コロッケ・春巻き等)
など、時間内に難しい事や知識がないとできないことなどがあります。「できない」と感じることをご相談された際には、断る勇気も必要です。
しかし、ただ断るだけではなく、
魚を捌くのは時間的にも難しいですが、切り身をご用意いただければ調理可能です。
餃子やコロッケは手数がかかるため、ほかの品数を減らさなければなりません。今回は餃子をおつくりして、次回以降コロッケをおつくりするのはいかかですか?
等、「これはできないけれど、これならできます。」と別の案を提案をしてみるのが良いでしょう。
ときどきですが、家政婦界で有名な伝説の家政婦の志麻さんのように3時間で15品ほどを作れることが当たり前のように思っている依頼主に出会うことがあります。
志麻さんのようにはできないけれど、私ができること・できないことをしっかりとお伝えしてご理解いただくことが大切です。
リクエストにお応え、メニューを提案する
ここまで、依頼主のニーズ・依頼主のアレルギー、好みのヒヤリング・時間内にお作りできるものを確認してきました。その後は、依頼主のニーズに沿ってリクエストにお応えできるようメニューを考えていきましょう。
当日、ご用意いただいた食材をみて調理を進める方がいますが、料理代行をはじめて日が浅い場合は、事前にメニューを決めておくとお互い安心できます。
- メイン料理4~5品
- 副菜2~3品
- 汁物1品
のイメージで、メニューを考えると組み立てやすいためおすすめです。
慣れてきたら、メイン料理を手数のかかるものにしてみたり副菜を何種類かおつくりしたり工夫すると、依頼主に大変喜んでいただけます。
私の場合は、メイン料理5~6品・副菜3~4品のおつくりが多くなっています。汁物は、ご依頼されたときや時間が余っているときにおつくりしています。
ご家族の状況によっておつくりする量が異なるため、好みの味付けだけではなくボリュームについても足りるかどうかの確認ができるとよいです。
【訪問後】3時間で8品以上作るための確認事項
料理代行の当日、訪問後に行う確認事項を把握しておきましょう。
- 材料を確認
- 調理器具、調味料の確認
- 電子レンジ・オーブン等の使用方法の確認
- お作りする順番の段取り、時間配分を考える
材料を確認
事前にメニューを決めて、ご用意いただきたい食材リストを作成しご用意いただく場合もあれば、依頼主が必要だと思う食材を用意していただく場合などさまざまです。
訪問して、ご挨拶・身支度がすんだら最初に食材を確認していきましょう。
ときどき買い忘れや賞味期限切れ、傷んでいるものがある場合があります。その際には、どのように今ある食材を使用していくか考えなければならないため、まずは食材の確認が必須です。
調理器具、調味料の確認
併せて、調理器具・調味料の確認をしていきましょう。
場所がわからないと、調理途中で依頼主に質問しなければならなくなってしまいます。何度も質問するのは、迷惑になりますし、依頼主がリモートワークなどで声掛けが難しい場合などがありますので、最初に確認しておくと安心です。
なお、調味料では、冷蔵庫にある場合や棚にしまってある場合、ストック棚から新しく出す場合などがあります。依頼主しかわからないような場所に保管されている場合があるため、必要そうな調味料は出しておいてもらうのもひとつの手です。
調理器具の使い方や、まな板・スポンジの使い分けの確認も必須。各ご家庭にはルールがありますので、そのルールに沿って作業を進めていきましょう。
取っ手を取り付けるタイプのフライパンの組み合わせ確認は大切です。誤ったものを取り付けてしまうと、取手が取れなくなるトラブルが発生していしまいます。
電子レンジ・オーブン等の使用方法の確認
同時並行で調理が進められる、電子レンジやオーブン。うまく活用すれば、品数が増やせること間違いなしです。
とはいえ、ご家庭によって使用している製品は違うため、おつくりする際に使用する場合は、使用方法を依頼主に確認しましょう。
野菜の下処理なのか、お肉にしっかりと火を通すのか用途によってことなります。事前に、この料理はこの温度で何分程度などを把握し、状況によって時間調整していきましょう。
お作りする順番の段取り、時間配分を考える
どのような順番でつくり始めたらよいのか、時間内に作業を終えるための配分を考えながら作業を進めましょう。
あれも、これも手を付けたがゆえに、焦げてしまうなんてことにならないよう気を付けてください。
野菜のカットや下ごしらえ→野菜を茹でる→煮物作り→肉・魚の下ごしらえ→メイン調理→副菜調理→片付けなど、人によってつくる順番や、やりやすさは異なります。
慣れていくうちに時間配分ややりやすい順番などがわかってくると思うので、まずは、時間内にやり遂げることを考えながら作業を進めていきましょう。
先に副菜を何品かつくっておくほうが気持ち的に安心だという方や、最後に副菜を完成させて品数を増やしていくというスタイルの方もいます。やっていくうちに自分のスタイルが見つかってきますよ。ちなみに、私は前者タイプです!
完成の状態を確認する
依頼されるかたのなかには、仕上げは自分でやりますという方がいます。
たとえば、
- 揚げ物は揚げたてを家族に食べさせたいので揚げ物の衣付けまで
- 焼きたてを食べさせたいので餃子は包むところまで
- 出勤前に冷蔵庫に戻して解凍して帰宅したら炒めたいので、下味をつけて冷凍できるようにしてほしい
など、希望する完成状態は異なります。ヒアリングをして、どの状態が完成の状態なのか確認してお応えしていきましょう。
材料をみて作れるレシピ
ご依頼されていたメニューをつくり終えたけど、まだ時間がある。。。
そんなときは、簡単な時短料理をプラスしておつくりするのがおすすめです。
時間が余ったときは、依頼主に相談して品数を増やしてほしいという場合には、残りの食材で作れるメニューをおつくりしましょう!
※「事前に決めたメニューだけつくってもらえれば十分です。」という方もいらっしゃいますので、依頼主のニーズに合った対応を心がけましょう。
鉄板の時短料理のレパートリーを増やす
洗いものが減らせるワンパンレシピやレンチンレシピ、よく冷蔵庫にある食材の定番レシピなど時短料理のレパートリーの豊富さが品数の多さに繋がります。
また、時短グッズを利用して作業効率をアップさせていきましょう。
みじん切りには【ぶんぶんチョッパー】がおすすめ
千切りには【サラダおろし】がおすすめ
依頼主に時短グッズの持ち込みの許可が得られれば、積極的に活用したい時短グッズです。
ぶんぶんチョッパーを使って、にんじん・たまねぎのみじん切りを炒めてひき肉を投入。半分はキーマカレーに、半分はミートソースになどの工夫すれば2品完成!
味付けの黄金比率を覚えておく
また、煮物や照り焼き、ナムル、胡麻和えなどはよくご依頼いただくメニューです。パパっとお作りできるように味付けの黄金比を覚えておくのがおすすめ。
黄金比で調理すれば、失敗もなく品数を増やしていけますよ。
煮物系の黄金比【1:1:1:1】
醤油1:砂糖1:酒1:みりん1
肉じゃがやかぼちゃの煮物
照り焼きの黄金比【2:2:2:1】
醤油2:酒2:みりん2:1
鶏の照り焼きやぶりの照り焼き
ナムルの黄金比【1:1:1と少々】
鶏ガラ顆粒1:ごま油1:ごま1:塩少々
野菜のナムル
胡麻和えの黄金比【3:1:1】
すりごま3:醤油1:砂糖1
野菜の胡麻和え
など、黄金比を知っておくと簡単に品数が増やせます。
依頼主に満足いただくためには後片付けも重要
さいごに、気持ちよく仕事を終えるためにも、依頼主に満足いただくためにも使用したキッチンを綺麗にして作業終了となります。
使用した食器や調理器具の洗い物はもちろん、コンロ・電子レンジ・コンロ横の壁の油跳ね、汚れの拭き取り、調味料のボトル・床の拭き上げまで行うようにしましょう。基本的には、触ったところ・使ったところはすべて拭くといったイメージでいれば、拭き残すことはなくなるでしょう。
依頼主に、「うわ。なんか汚い。」なんてことを思われないよう、訪問前の状態に戻すようにしてください。併せて、ごみの分別もしっかりと行い、お互いに気持ちよく終えるように心がけが大切です。
まとめ
ここまで、3時間で8品以上をおいしく作るために必要な事前準備、メニュー決め・訪問先でのスムーズに作業を行うための確認事項・味付けの黄金比・後片付けが大切な理由をお伝えしてきました。
依頼する側としては、最低でも8品程度の品数はつくってほしいという気持ちがあるでしょう。それにお応えするためにも、ヒヤリングが大切であり、コミュニケーションをとりながら作業にあたるよう努めていきましょう。
だんだん慣れていけば、自分自身の作業効率のよいスタイルが確立でき、さらに時短グッズを使用することで、時間内に品数が増やせるようになっていきます。
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