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2024年、子育てと働き方の狭間で揺れ動きながらも、時間を見つけて読んだ本たち。
どれも「自分を見つめ直す」「新しい視点を得る」きっかけをくれた一冊です。今回は、2024年に発売された私のおすすめ本の魅力をお届けします。
1. なぜ働いていると本が読めなくなるのか/三宅香帆
タイトルからして、心のど真ん中を突かれました。
著者の三宅香帆さんは、「働きながら本を読む」という行為に潜む矛盾や難しさをユーモラスに掘り下げています。本を読む時間が取れなくなる理由について、働くことと読書の関係性が考察され、わかりやすい文章でとても読みやすかった一冊です。
「仕事と本」の間で揺れる人たちに、共感と励ましを与えてくれる。読書時間が取れないことへの罪悪感を和らげつつ、効率的に本を楽しむためのヒントも満載です。
私は、フルタイムで働いているわけではないけれど、子育てをしていると大好きだった読書の時間がなかなか取れず、ここ数年は、読書離れの時間でした。
この本を読んでやっぱり私って本が、読書がスキなんだなと再確認。いまでは、なんとか時間をつくり出して、読書タイムを楽しむ時間をとるように心がけています。
noteに『なぜ働いていると本が読めなくなるか』の読書ログを書いたので、よかったらどうぞ。
2. からまる毎日のほぐし方/尾石晴
私の憧れ、尾石晴さんの初のエッセイ本。
忙しい毎日に追われる中で、私たちが知らず知らずのうちに抱えてしまう「絡まり」。それを「解く」ための小さなコツや気づきを教えてくれる一冊です。
なぜそう思うのか、なぜ引っかかるのか、なぜモヤモヤするのか、日常のからまりにアンテナを張り、その原因や解決方法を考え実践してきた晴さんからのアドバイスにも感じられるような内容でした。
私のモヤモヤを晴さんが言語化してくれている。わかるわかるとうなずきが止まりません。憧れの晴さんも、小さな一歩から始めたんだなと思うと、私も挑戦してみようと思えました。
また、小1の壁について書いてあるところで、
「ああ、これは親側がフルタイムで働くことを絶対条件にしている限り、子どもが無事で、健康で、問題がなければ乗り切れるが、一つでも、つまづくとなかなか厳しいぞ」と気が付いた。
本当にそう思う。親になったとき、どういった働き方を親が選択するのか、子育てに全振りするのか、仕事に全振りするのか、時短勤務なのか、などなど、覚悟を持って自分の生き方を選択しないと何度も何度も根っこが同じ問題が姿かたちを変えて現れてきている。
私も、そろそろ覚悟を持って行動を起こさなければと感じ、背中を押してくれます。
子どもが体も心も元気でいてくれること、それってとってもありがたい事なんだよなと再確認できました。家族が元気でいることが、自分の人生を生きるためには重要なポイントかもしれないと思います。
3. 転職が見つかる空想教室/植松努
子どもの頃、この本に出会えてたら、私の人生は違っていたかもと思えた一冊です。
「働くとは何か」「自分らしい生き方をどう実現するか」という根本的な問いを投げかけてくる本です。読者の心を動かし、自信を取り戻させてくれます。働き方に迷うすべての人に手に取ってほしい一冊。
読んでいるとわくわくするし、どきどきするし、挑戦することの大切さ、諦めない勇気を感じられます。たとえ、他人に夢を馬鹿にされたって無理だって言われたって、自分が自分を信じることで未来は変えられるのかもしれません。
息子にも娘にも、夢を持ってもらいたい。その夢を私は否定せず、全力で応援したいとここに誓いました。
息子や娘にも小学生のうちに読んでもらいたいので、そっと本棚に入れておきます。
4. のびる子はやっている最大効果を出す小学生の勉強法/石田勝紀
小学生の子を持つ親として、目から鱗の内容です。小学生ママにぜひ読んでもらいたい。一冊。
「勉強ができる子」の家庭環境や生活習慣にフォーカスし、学力を伸ばすための具体的な方法を紹介しています。印象的だったのは、「時間ではなく質を重視する学び」の大切さ。親として何をサポートすれば良いのか、方向性が見えてくる一冊です。
Voicyパーソナリティで有名な石田勝紀先生。私もほぼ毎日Voicyを拝聴しており、この本を読んでいると石田先生の声で脳内再生されていきます。
人は、マルチタスク型の人とシングルタスク型の人に分かれており、子どものタイプを知って対応・アプローチすること、親自身のタイプを知り考え方を押し付けないことの大切さを知りました。
おそらく私はマルチタスク、一方息子はシングルタスクな気がします。
私の考え方や価値観を息子に押し付けてもきっと息子には伝わらないし、理解できない。息子には息子に合った方法で、サポートすることが息子の良さを伸ばすのだと感じました。
何度も読み直して、子どもに対する接し方を変えていきたいと感じています。
子育てに悩んでいる方、子どもの将来が心配でつい口出ししてしまう方に読んでもらいたいです。
5. 自分とかないから/しんめいP
哲学的でありながら、肩肘張らずに読める不思議な本。
著者しんめいPが、「自分」や「他者」との関係性を新しい視点で語ります。「自分というものが絶対ではない」と気づいた時、心がふっと軽くなる感覚を味わえます。人間関係や自己肯定感で悩む人に特におすすめです。
この本は、本屋さんで見て気になっていたのですが、パラパラ~と中身をみてみたときに読めないかもしれないと思い、本棚に戻しました。しかし、Audible(オーディブル)の対象だったので、聴いてみると、不思議なことにスラスラ頭に入ってきて、読破。
この世界はすべてフィクションだと思えたらなんだか気持ちも楽になって、自分とかないって思えたら生きやすくなるかもって思えます。
著者の言葉で体験談を交えて話が進むので、楽しく読める東洋哲学の本です。
6. 漫才過剰考察/高比良くるま
漫才ファンの私が飛びついた一冊。2024年のМ-1最高だった。
お笑いコンビ令和ロマンの高比良くるまさんの細やかな観察力が光る、漫才の「表現」と「文脈」を徹底解剖した考察本です。
普段何気なく楽しんでいるお笑いに、こんな奥深い世界が広がっているとは驚き。お笑いファンだけでなく、表現に興味がある人も楽しめる内容です。
お笑い芸人さんてこんなにいろいろなことを考えていたんだと感じられ、お笑いに対する熱量がまじで伝わります。くるまさんは、お笑いが大好きだからこそここまで過剰考察ができるんだと思うし、「運」ってあるんだな。と思わされました。実に、おもしろい。
おわりに
2024年に発売された本の中でおすすめの本を紹介しました。これらの本が、私の考え方や生活を少しずつ変えてくれました。2024年も、たくさんの本に出会い、さまざまな著者の考え方を知り、私自身も学びが多い一年となりました。
どれも「忙しい人」や「モヤモヤを抱える人」に響く一冊だと思います。ぜひ、あなたも手に取ってみてください!
本を読む時間をつくるのが難しい方は、スキマ時間を使って、耳で聴くAudible(オーディブル)や電子書籍読み放題サービスKindle Unlimitedがおすすめです。